インドの痴漢話

私のカウンセラーがインド人で、ボンベイ出身の方なんです。ボンベイは現在の正式名はムンバイなんですが、英語圏では未だにボンベイの方が通りがいいので、ご本人も面倒くさいからボンベイと言っているそうです。そのムンバイはですね、日本のように多くの人が通勤に電車を使うそうです。私が電車の中の痴漢の話をしたら、ムンバイの電車でも痴漢は多いとおっしゃってました。

でね、お国柄が異なれば当然痴漢のタイプも違うようで、ムンバイの電車の中では男性が女性の後ろからおったてたモノをぐりぐりって言うのはもうあたりまえなんですって。そして女性は絶対に騒がない。助けを求めることもしないで我慢するそうです。

逆に路上の痴漢は結構命がけ。手で胸を触ったり抱きついたりしたら周りで見ている男たちにぼこぼこにされるそうです。だーかーらー…、公の場所での痴漢行為は「おっと!ぶつかっちゃったーーー!」という体裁を繕うために、遠方からダッシュでやってきて体当たりだそうです。おかげでぶつかられた方は性的に接触されて不愉快な思いをする以前の問題として、転んで手や足の骨を折ったり胸を強く押されてあばらが折れたりするそうです。でも「事故だからごめんね」ってことで。

私は昔から蚊に対して、血ぐらい分けてやるから毒を注入するなと思ってますが、インドの女性たちもこんなひどい痴漢のされかたするぐらいなら触らしてやるよと言いたくもなるでしょうね。自分より恵まれている人間もいれば、そうでもない境遇の人もたくさんいる。あたしも自分の恵まれている部分をもう少し認識できれば、もう少し幸せになれるのかナァ…。