「やる気がしない」理由

2回目のカウンセリングの感触がイマイチだったから、買って読まずにいたセルフヘルプ系の本を一冊読み始めた。この本がとてもよくて、ここ2・3日絶好調なんです、私。その本によれば、やるべきことがわかっているのに「やれない」心理と言うのは、全て『出来ないかもしれない』或いは『自分では対処しきれないかもしれない』という恐れから来ているらしいです。「すべて」ってところがポイントですよ。

「部屋が汚すぎて掃除する気になれない」のも「掃除を始めても自分できれいにできないかもしれない」という恐れがまずあって、それが「面倒くさい」とか「どうせまた散らかるし」とか言う言い訳を生み出して自分を縛るんだそうだ。

私が領収書を片付けなければならないけど面倒くさいのは、「領収書がたくさんあって自分では扱いきれないかもしれない」という恐れが「やりたくない」をこっそり後押ししているんだね。だからと言ってすぐに領収書の片づけを始められたわけじゃないんだけど、この本が「やるべきことに限ってやる気がしない」という状況を説明し、あわよくば解決法まで提供してしてくれるかもしれないという期待を私に抱かせたの。私は良くなるかもしれないと思えるのは、何ともええ気分です。

まだちょっとしか読んでいないけどポジティブな気持ちになれたから、ちゃんと読み進まなきゃね。カウンセリングに期待できなさそうだから読み始めた本が、期せずして私を前向きにしてくれて、そのおかげで3回目のカウンセリングが上手く行ったのかもしれない。これは全く皮肉だわ。けちなこと言うけど、カウンセラーに私の進歩をカウンセリングだけの成果だと思ってもらいたくないわ。カウンセリングが全く役に立たないのではなく、カウンセラーに過度の自信を与えたくないだけ。それで私の恩恵が減るわけじゃないのにね。