外こもり

海外で一人で生活する能力はあるけれども、やっていることは逃避生活っていうのを「外こもり」って言うんでしょ?それ、まさに私だわ。親の世話にもならず、経済的に自立はしているけれど、今の状況に問題がないわけではない。このままではやがてお金も無くなって、動けなくなるだろう。そうなっても誰も助けてくれないのがわかっているから、なんとか今のうちに自分を助けようと思っている。だけど、やっぱり今日も明日につなげる一歩を踏み出せないまま過ぎていく。

働くのがしんどいっていつからだろう。別に仕事キライじゃなかったのに。でもがんばって成果をあげるともっと期待されて、もっともっと苦しくなるってことの繰り返しが怖くなったの。もうほんの少しだけがんばれば、また違う世界が見えたのかもしれないのに、ひょっとして一番きついところで逃げたのかな、あたしは。逃げられるうちは逃げまくろうって思って、海外に逃げてきたの。日本みたいにおしゃれ・化粧をしなくてもバカにされないし、低コストで生活できるからね。それで確かに気楽になったし、なんか日本にいたときに自分が持ってたプライドに振り回されずに仕事選べるし、だってほら、英語環境で働いているだけでちょっとだけがんばってる気がするじゃない?そんな感じで働いたり働かなかったりでなんとかやってきた。でも今度の波はちょっと大きくて、このまま飲まれてしまいそう。

だからカウンセリングを受けることにしたんだけど、一度受けたカウンセリングの後遺症で3日死んでたよ。自分がしゃべりまくっただけなのにね。でも結局さ、自分の一番嫌な部分、つらい記憶を掘り返しながら赤の他人にさらけ出すって、一体何の拷問?金払ってそんなことして、あたしバカ?自分で自分を助けられないと危険を感じているから行ったのに、この私に助けられない人を誰か助けられるんだろうかって気になるわ。

たとえば私の現在の悩み、「特にありません」って感じだ。働かないとお金が無くなるとか、子供を産むなら早くとか、そういうのも漠然と知ってはいるけど、だから何って同時に思ってて、悩んでいると言うほどのことは無い。なんかやらなきゃいけないんだろうなーと思うからカウンセリングに行ってる。運動しないと負の連鎖がはじまるだろうから、とりあえず運動だけは毎日している。運動すると気持ちよくて、今のままでいいじゃーんってな気分に毎回なるけど、朝起きたら軟体動物に逆戻り。運動しなくなったら、完全に終わりだろうね。それとも終わりに向かって進んでみることで、逆に何か開けるかな。

・・・そんなわけないね。今日は今日の小さな努力を。・・・・・・それができん。